DINKsは遺族年金がもらえるのか?

家計管理
※アフィリエイト広告を利用しています

配偶者に万が一のことがあった際、夫婦共働きだけど遺族年金はもらえるのか?気になったので調べてみました。

結論から申しますと、
夫が亡くなった場合、ぎりぎり20代で年収850万未満の私は、5年間厚生年金がもらえます
(30歳以上の場合は、一生涯もらえます。)
私が亡くなった場合、夫は遺族年金をもらうことはできません

前提:夫婦ともに会社員、妻20代後半、夫30代前半、子なし、年収はともに850万未満

同世代のDINKs世帯の参考になれば幸いです

遺族年金とは

遺族年金とは、遺族基礎年金と遺族厚生年金の被保険者が亡くなったときにもらえる年金です。

遺族基礎年金の遺族厚生年金の支給対象の遺族の大きな違いは子の有無です。

遺族基礎年金…「子のある配偶者」または、「子」が受け取ることができる
遺族厚生年金…「配偶者」「子」「父母」「父母」「孫」「祖父母」が受け取ることができる

日本年金機構 遺族年金ガイド令和6年度版より引用

私たち夫婦の場合は、子供がいないため、遺族基礎年金はもらえないですが、遺族厚生年金なら貰えるかもという事がわかりました。

会社員の夫が亡くなった場合

夫がなくなった場合のポイントは、妻の年齢と年収です。

【妻の年齢】
30歳未満の場合、遺族厚生年金の受給期間は5年間となります。
30歳以上であれば、一生涯もらえます。
更に40歳以上65歳までは、「中高齢寡婦加算」という妻のみが年金を加算される制度があり、612,000円が加算されます。

【妻の年収】
共働きの妻の年収は850万未満であれば、もらえます。

私は年収850万未満で、ぎりぎり20代のため、今すぐ夫がなくなった場合は、5年間遺族年金がもらえることがわかりました!
別にもらえなくても自分一人が生きていけるだけの収入はありますが、ありがたいことです。
しかもあと少しで30歳なので、そしたら一生涯遺族厚生年金をいただけます。
※ただし、年収850万の制限はあり

私(妻)が亡くなった場合

妻がなくなった際に夫が受け取れる条件は、年収要件は妻と同じですが、年齢が異なります。

【夫の年齢】
55歳未満の場合、受給対象外
55歳以上の場合、60歳以上から一生涯もらえます

私が亡くなっても夫は遺族厚生年金がもらえないようです。
これって不公平ですよね。。。
でも一般的に女性より男性のほうが平均年収は高いですから、しょうがないのかな。

いくら貰えるか?

私の場合、5年間期間限定でもらえることはわかったけどいくら遺族厚生年金がもらえるのか?

40歳未満の子なしの妻は、夫の平均標準報酬月額が35万円の場合、月約4.6万円がもらえるそうです。
遺族年金だけで生活することはできないですが、普通に働いてお給料をもらっている上にこの金額を貰えると蓄財が進みそうです。

まとめ

遺族年金について調べた結果、今すぐ夫が亡くなった場合、私は、5年間約4.6万円の遺族厚生年金をもらえ、私が亡くなっても夫は遺族年金をもらえないことがわかりました。

個人的には、遺族年金制度(特に遺族厚生年金)に男女で不平等感を感じます。
中高齢寡婦加算や、男女によって年齢要件が異なるのは、時代にそぐわないため、いつかは制度が改正されるのではないかと思っています。

↓やはり法改正に向けて議論しているようです。

遺族年金、男女差解消に向けて議論開始 25年に法改正へ - 日本経済新聞
厚生労働省は28日、社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の年金部会で遺族年金制度の男女差解消に向けた議論を開始した。出席委員からは世帯の多様化が進むなか、現役世代の受給要件で男女差の是正を急ぐべきだとする声が相次いだ。2025年の関連改正法案の国会提出に向け、協議を加速させる。遺族年金には遺族基礎年金と遺族厚生年金の2種...

男性の支給年齢が引き下げの可能性に加えて、中高齢寡婦加算などはいつか廃止されるのでは?と私は思っています。

私達にできることは今ある制度が今後も続くと楽観視するのではなく、制度が改正されても対応できるように、年収を上げる、生活費を下げる、家計管理を行う、といったことが大事なのではないかと思いました☺

※細かい年金受給要件は日本年金機構のHPにてご確認ください

https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/jukyu-yoken/index.html

コメント

タイトルとURLをコピーしました